歌舞伎舞台「高杯(たかつき)」
高杯(椀形や皿形の器に脚がついたもの)を知らず、だまされて高足を買ってきた。そればかりか預かったお酒まで飲みほした。この桜の下でどんな酒宴だったのか想像するのもまた、楽しい。
舞台背景は松羽目ならぬ、桜羽目。
その下で踊る下駄っぷ(げたっぷ)は一度見たら心躍る
舞台背景画から実寸大で描き起こした一点物の作品です。
サイズ 455mm × 455mm
「テアトルバック Theater back」は舞台背景の製作を行う絵師が製作したアートプロダクト。実際に舞台で用いられる背景画を、生活空間の中に馴染むサイズにリデザインしました。
描かれているモチーフは全て、舞台で使用されている原寸大。そのため、独自の筆使いや配色といったディティールが際立ちます。絵師の技術と、その背景にあるスケールを感じてください。
キャンバスの土台となる枠は金井大道具の職人によって、一つひとつ手作業で作られています。
また、今回使用している塗料は、「Theater back」「Japanese Color Pallete」のために製作したオリジナルのもの。国立劇場にて塗料の色出しを行っている調色師監修のもと色彩を再現し、オーストラリアの塗料メーカーである「Haymes PAINT」とともに生産を行いました。Haymes PAINTの塗料は厳しい安全基準・品質基準を満たした自然由来のもの。
100年以上にわたって受け継がれてきたその色彩から感じる「日本らしさ」を、生活の中でお楽しみください。