数々の舞台役者を支えた檜舞台が舞台を飛び出しアートへ。

数々の舞台役者を支えた檜舞台が舞台を飛び出しアートへ。

伝統芸能の舞台美術を施したアートピースが、松屋銀座「日本のかたち」で限定発売。

2023年12月26日(火)より12月30日(土)の間、松屋銀座にて開催される「日本のかたち」に出店し、国立劇場の舞台美術を製作してきた金井大道具と共同制作した一点もののアートピースを7点限定で発売します。
歌舞伎役者が演舞する檜(ひのき)舞台は、100年檜とも言われる無節の無垢材が使用され、所作・所作舞台と呼ばれます。一点もののアートピースはその、実際に長い年月舞台役者を支え続けた所作板を用いて、能や歌舞伎の舞台美術を手掛ける絵描きの手によって描かれた作品です。

 

実際の舞台で使用された所作を用いた一点もののアートピース

1点もののアートピースは、実際の舞台で役者を支え続けた檜舞台(所作板)を仕上げ直し、舞台背景の作画を手掛ける絵描きによって描かれます。
能や歌舞伎などに用いられる代表的な舞台背景画「松羽目(まつばめ)」を忠実に再現するため、実際の背景画と同じ縮尺で描くことで、そのダイナミックかつ繊細な独自の筆はこびを感じることができます。

 

貴重な無節の檜板を磨き直していく

雪駄、土足はもちろん、はだし、靴下でも上がることは禁じられており、足袋でしか上がることは許されていない所作は、幅909mm(3尺)、長さ3636mm(12尺)で、節のない檜(ひのき)の板で作られています。
節のない檜の板は非常に高価かつ、希少なので入手が難しく、舞台一面に敷き詰めるだけの1式を作るだけでも、材料調達からしてとても困難です。
そんな檜を職人の手によって丁寧に鉋(かんな)をかけ、磨いていくと美しい光沢が生まれていきます。そこへ、接着剤を使わない「忍び釘」と呼ばれる双方が釘になっている特別な釘を使用してつなげていきます。

 

ダイナミックかつ繊細な筆運び

舞台背景の製作を行う絵描きが、実際に舞台で用いられる背景画を原寸大で一筆一筆丁寧に描いていきます。そのため、独自の筆使いや配色といったディティールが際立ちます。大胆かつ繊細な絵師の技術と、その背景にあるスケールを感じてください。
今回描かれた松羽目とは、能舞台に描かれる老松のこと。松羽目を使って上演される演目は「松羽目物」として親しまれています。伸びやかな直線と「塗りぼかし」によるグラデーションで描かれた葉の表現は、シンプルでありながらも奥行きを感じさせる表現です。

 

<催事概要>
催事名 : 『日本のかたち 2023』
会期 : 2023年12月26日(火)から12月30日(土)まで
場所 : 松屋銀座本店 1 階 スペースオブギンザ
住所:東京都中央区銀座3-6-1
電話:03-3567-1211(大代表)

 

 

・Theater back Ltd 「松羽目-所作台」
大:サイズ 66cm×66cm 価格 495,000円(税込)
小:サイズ 22cm×66cm 価格 165,000円(税込)

 

 

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